気温が高くなってきました。
戸外に出て、おひさまの光を浴びたり、風を感じたりすることが多くなる季節ですね。
私はヨガクラスのない時間帯は、庭に出て、伸びてきた植物の枝葉の手入れをしたり、植え替えをしたりしています。
先日は、バナナの木を鉢から大地に直に植え替える作業を行いました。シャベルで適度な深さに穴をほっていくと、ミミズや小さな虫たちが出てきて、驚いた様子で右に行ったり、左にいったりしていました。驚かせてしまって申し訳ない気がしましたが、素手で土に触れていると、とても安心したり、穏やかな気持ちになったりします。自分が、ちゃんと自然の中で生きているという実感が得られるのです。
都市生活を送っていると、ふだん、なかなか土に触れる機会は得られないかもしれません。そもそも土の上を歩くことすら、しばらくなかったなということもあるかもしれません。公園や自然地に出かけていって、思い切って裸足になって芝生や土の上を歩き、その感触をたしかめてみてもいいでしょう。新鮮、かつ懐かしい感じを覚えると思います。
田植えの時期ですね。素足素手で水や土に触れることもできそうです。そうしたイベントに参加してみるのも楽しいですよね。「ヨガと田植え」のコラボ・イベントなどもありますね。
大地は、私たちのからだを養ってくれる食べ物を生み出す土台です。私たちは大地が育んだ食べ物をいただいて、今日を生きる活力にしています。また、大地は、私たちが活動する土台でもあります。植物が根を張り、芽を出し、おひさまに向かって伸びていきます。動物たちが二本や四本の足で歩き回ります。私たちも自分の足で、しっかりと大地をふみしめ、足裏で土を感じてみる。そうすると、母なる大地の懐につつまれるような安心感と満足感が得られると思います。
※ヨガスタジオ和穏では2013年10月に「からだにいいことまるごと体験ワークショップ」と題して「運動と食事と睡眠」の総合的な宿泊イベントを開催しました。内容は「ヨガ・農業体験・天然酵母パン作り・食育・睡眠・香り」のWSです。ご興味を持たれたかたはHPの「イベントとのコラボ」をご覧くださいませ。
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